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木の家スクール2017 第一回

2017年8月8日
家づくり

今日は、木の家スクール2017に行ってきました。

木の家スクールは、
年5回+特別講座の木造建築に特化した、実務者や学生さんの学ぶ場。

本日の講師は、
ライティングデザイナーで、灯デザイン主催の早川亜紀さん
建築家で、横内俊人建築設計事務所主催の横内敏人さんのお二人。

ライティングデザイナーの講演は初めてで、とても興味深く聞かせていただきました。

というのも、住宅は全体の仕上がりの重要度は、
建築はもちろん、照明と外構(庭やアプローチ)が2割を占めると言われているほど重要な要素なんです。

でも照明に力を入れる作り手は意外と少ない。

私の設計する建築は、屋根構成素材を表しにすることが多いので、
照明器具もダウンライトなど埋込タイプのものより、
ペンダントやブラケットなど露出で取り付けるものが多数になります。

そうなると、照明器具それぞれの表情が出て個性のある空間が生まれ、
また、建築だけでは到達できないインテリアを含めた空間の方向性が統一されていきます。

そして今回の講演で、
それを建築主に伝えるプレゼンの方法や、木造伝統建築とLEDの照明計画の可能性を学びました。

とっても美人なライティングデザイナー:早川亜紀さん

講演終了後の懇親会。

実は私、こういった懇親会は避けて通るタイプでした。
しかし、恥ずかしがっていてはもったいないことがあると知っているアラフォーになったいま、
参加することは未来を創る!と何度も言い聞かせ、、参加しました。

お話したかった早川さん。
幸いにお近くにみえたのでさらに勇気を出して話しかけると、笑顔で気さくに答えてくれました

白熱灯をメインにした照明計画についての相談や、
住宅建築や住宅照明のプレゼン含む実務について共感したり。
はたまたLEDの現状について教えていただいたり。
他の参加者さんも交えて、とても楽しい有意義な時間となりました。

益々、ガラスや金属や陶器という素材を使った照明の良さを感じ
暮らしに活かされる照明計画を思い描くのでした。

そして。
なんと早川さん、3児の母!!
こんな第一線で活躍しながら、子供の宿題を見る母業もしていたなんて!
自分と重ねて、ますます背筋が伸びる思いをしました。

勇気出して話しかけてよかった!

帰り道は横内さんと偶然ご一緒し、横内さんの長い脚になんとか追いつく速足でスタスタと駅まで頑張りました。
お話の中で、
子育てしながら設計事務所を主催していると伝えると、
永く(設計事務所を)続けると良いですよ、と言ってくださいました。

そう。
建築は永い時間軸でモノを考えるジャンル。
子供を育てる時間は、
自分を育む時間でもあり、また暮らしの幅が広がる絶好の機会でもある。
何層にも重なる経験から、より良い建築が生まれてくる。

自分のライフスタイルはこうあるものだな、
と横内さんに言われてジンワリと再認識。

そんな今日の出来事を反芻しながら、
夫と子供の待つ家に足早に帰りました。