nonaブログ

stayhomeから考える家

2020年6月11日
家の考え方、建築材料、建築設計、暮らし、歴史文化、環境

こんにちは。

緊急事態宣言が解除され、徐々に人と会って話すことが増えてきましたね。

みなさんはこの緊急事態宣言が発令されていた期間、

stayhomeが重要だと認識し、

多くの時間を家の中や家の庭で過ごしたのではないでしょうか。

そして今も、出来るだけstayhomeを心掛ける日々。

家では、どんなことを感じていますか。

我が家の収納、思ったよりあったな、

家族が集まるとやっぱりむさくるしい・・・など、感じた方もいるのでは。

また、陽の当たり具合や風の通りなど、普段忙しくて意識していなかった自然との関係も感じたかもしれません。

そこから、もう一歩踏み込んで考えてみませんか。

床や壁や天井は何で出来ていますか。多湿の気候に適した素材ですか。

何色ですか。心穏やかになる包み込むような色ですか。

お好きな色・質感ですか。

照明器具はどんな色で適切な明るさですか。

明るすぎず、食事や団らんや仕事や勉強のための色や明るさとなっていますか。

インテリアはどうですか。

元気になるデザインや空間全体を引き締めるなど、

ご家族にとってココロオドルようなラグやソファや観葉植物、棚や絵画など、そういったもので、落ち着く安らぐ楽しい、といった環境をつくっていますか。

間違ってはいけないのは、収納力や設備で快適さは保たれていますか、という話ではないのです。

それは、便利な暮らしをしていますか、という質問に該当します。

便利さは、人の心地よさを生み出すのには二次的要素。

家族の誰もが感じる一次的的要素に視点を置いてみよう、というお話です。

私もそうだったのですが、人は良いも悪いも慣れという力が備わっています。

どんな環境でも、ある程度慣れるんですね。

そうなると、これ以上時間とお金をかけて快適を求める必要はない、と思われる方は多いかもしれません。

そもそも、その快適さをわざわざ探しにいく人は少ないかもしれません。

しかし、これからは新しい生活様式となっていきます。

コロナウィルスのワクチンが出来て、仮に近い将来はインフルエンザと同様な対応で過ごせたとしても、

地球温暖化の影響により、今後どのような環境になるか計り知れない時代に突入してきます。

シベリアでは2016年に、子どもが炭疽(たんそ)症により死亡しています。

70年前に炭疽で死亡したトナカイの死骸を埋葬した場所の永久凍土が解けたことが原因だと、科学者らは指摘しています。

放牧されていた家畜の群れが、解けたトナカイの死骸から放出された炭疽に感染し、人間に病原菌が届いてしまったとのこと。

地球の環境が変わっていくことは、人間にとって動植物にとって、

もっとも影響のあることなのです。

環境を人間の手で変えないことが大切なことであると同時に、

これからの暮らしは

家で快適に過ごせるか否か、が家族の心の健康に直にかかわってくる時代になってきています。

エネルギーを使って作った建築材料での暮らしから

自然にあるものを使った暮らしへ。

そして、いっそう快適な機械設備に頼らない空気環境。

狭くても広くても、その場所に見合った照明の在り方や室内装飾の手法。

風の通り道を考えた窓の切り方。

ウィンドウトリートメント(カーテン・ブラインド・障子・簾・緑のカーテン等)の検討。

これから新しい暮らしを考えている方も、今の暮らしを続ける方も、

今一度、家をぐるりと眺めてみてください。

本当の快適さをイメージしながら。

風でたなびく息子3歳のときの鳥の画を載せたかったのですが、

PCは得意ではなく動画をUPすることが出来ませんでした・・

Instagramに載せていますので良かったらのぞいてみてください。

私の欲をいうと、

ソファやラグなど、子供がもう少し大きくなったら取り入れたいインテリア家具や、

室内に緑を入れると楽しめるので、庭を使って造園したいと考えているところです。

こういうことを考えだすと、家時間もウキウキしたものになりますよね^^

是非、一度ご家族で家の中をぐるりと眺めながらおしゃべりしてみてください。

そして、もしなにか変えるためにお手伝いが必要であれば、ご連絡ください。

もしかしたらお役に立てるかもしません。