その後、ラフプランと大まかな費用のお話をさせていただき、
設計監理業務委託契約を結びました。
そして基本設計を開始。
基本設計はお施主さんと計画を熟考するためのプランとして、且つ、概算見積を出せる内容で、活躍します。
同時に、スケッチや模型や素材のサンプルなども提示しながら、イメージを膨らましていただきます。
とはいえなかなかイメージするのは難しいので、
我が家を歩き回り、参考になりそうな部分をお見せしたり、お施主さんのご自宅で高さの感覚を実感していただいたり場合によってはショールームで大きさのイメージを得たりと、
いろんなところをうろうろすることの多い期間になります。
木曽川の家のお施主さんは、設計契約→基本設計→と進むうちに
雨水を雨どいからタンクに溜めてそれを利用したいなど、
元々家を建てたらやりたいと思っていらしたことなどを少しづつお話下さりました。

この本はお施主さんが呼んでいらした本。
ご自宅は複合駅の真ん前で、コンクリートジャングルの中。その中でも自然環境と離れない暮らしをしたいという気持ちが十分に伝わります。
著者の中臣氏は、都の各区の環境衛生監視員として 30 年以上勤務されて定年退職後、環境衛生センターで勤務されたり講師として呼ばれたりなど環境の専門家として活躍されているようです。そんな方のご自宅での実験風景が書かれていて、2009年と少し前の本ですが興味深く拝読いたしました。
お施主さんから色々教えていただき、こちらも建築的にどこまで出来るのか調べたりしながら検討を進めていきます。
基本設計では検討進めながらもざっくりとした状態で進めていきます。
妄想も膨らむこの時期が一番楽観的になれる時期ですね^^

