今年は梅雨明けが早かったですね。
我が家は梅雨明けと同日に今季の冷房エアコン初動。
すぐに猛暑が続き熱帯夜。流石に寝るときもエアコンを効かせておりましたが、
その後梅雨が戻ったかのように雨が続き気温も下がり、再びエアコンなしの生活に
そんな時に、私の妹と母と夜TV電話で気温の話に。
涼しくて快適だと話しながら気温湿度を確認すると、なんと。
気温 28℃ 湿度 77%
どちらも高くてびっくり・・・
これは一体どういうことか。
過去に、涼しいなと思いながら湿度を見ると湿度が高いことは有りましたが、だいたい気温が低いので、
体感湿度は数値で表せられないのかもしれない、とざっくりと理解していました。
気温が低いということは、飽和水蒸気量も少なくなるので%は上がってしまうため、同じ水蒸気量でも高い数値になってしまうのです。
しかし今回は気温も高い。
そこで考えたのが、体の順応性です。
我が家は築7年。
この数年間、土壁と無垢の木の家に住んできたことで、冷房エアコンをつける回数は他の過程と比較してもグッと少ないことは、地域の井戸端会議の中で確認済み。
やせ我慢をするわけでなく、冷房の必要性を感じない時間が多くなると少しづつ気温の高さや湿度の高さに身体が慣れていく順応が発生し、気が付いたら随分な高い気温や高い湿度でも気にならなくなる。
これが土壁の家だと起こりえるのではなかろうか、ということです。
いくら土壁の家でも、床と屋根天井の断熱性能が低い場合は外気の影響を受けやすく、冷房エアコンをつける回数も多いのではと推測します。
新築もしくは改修工事で断熱材の入った家(我が家は床屋根に断熱材を入れています)は外気の影響を受けにくく、湿度は土壁が吸収してくれるので冷房エアコンなしでも快適、な状態が維持されやすい、と想定できます。
こういった、建築と生体の関係を研究している方がいらっしゃらないだろうか。
これが数値で評価できるようになったら、
無垢の家は、温度湿度を数値で評価するだけでなく数年後に身体の順応を起こし、エネルギーを使う量を減らす快適な暮らしが可能です、という一つの選択が生まれることになりそうだな、と思うわけです。
誰もいないなら研究したくなってしまう程に興味が湧いています。
ひとまず、かいつまんで読んだだけでしばらく積読してしまっているゲルノート・ミンケ氏の本を再度手に取った次第です。