前回のブログで、10分で出来る再エネにチェンジできる方法を次回案内します!と言っておきながら、
ずいぶん時間が経ってしまいました。
伝えたかったことはずばり、【パワーシフト】。
電気エネルギーをパワーと表現し、化石燃料由来の電気から自然エネルギー由来の電気に移行することです。
2016年4月に行われた「電力の小売全面自由化」により、電力自由化となっている今、
各家庭がどこの電力会社から電気を買おうか、選択できます。
特に変更していない場合は、大手電力会社と契約している方が多いかと思います。
我が家は、価格の検討で一度ガス会社にガスも電気も契約をお願いしましたが、
再生可能エネルギーへの移行を考えパワーシフトし【みんな電力】さんと契約しています。
しかしながら再生可能エネルギーは現在、諸手を挙げて大歓迎、という状況ではなく、
生産過程・設置状態による環境負荷や使用後のリサイクル可能状況など、まだまだ課題は山積しています。
多くの再エネに取り組む電力会社の中で、出来るだけ上記のような問題が少ない再エネ電力会社を選択したいとき、
頼りになるのがこちらのサイト。
【パワーシフト】https://power-shift.org/
大規模な森林伐採による土砂災害や、地域住民への理解のないままの発電施設設置など、各地で再エネ反対運動が巻き起こっていますが、
【パワーシフト】サイトに載っている電力会社は、7つのポイントを重視し、地域と共に持続可能な社会を作って言うことを念頭に置いている会社ばかりです。
例えば、畑地の上にソーラーパネルを置いて、農作物の生産と発電を同じ場所で出来るソーラーシェアリング。
その畑で無農薬のブルーベリーが取れたという記事も読んだことがあります。
さらに最近は、ぺロブスカイト太陽電池という軽くて安くて室内光で発電可能な発電技術が開発されてたり、
従来の1/3の面積で同じ発電力が得られるソーラーパネルの開発や、羽のない風力発電も登場したりしています。
技術開発はどんどん進み、そして価格もどんどん下がっています。
現在、従来の電力会社とパワーシフトした電力会社と比較したとき、ほとんどの人が電気料金は変わらない、もしくは少し下がった、という方です。
かくいう我が家も、少しだけ下がっています(100円程度)
現状比較してもすでに良いものになっているし、持続可能な社会をつくるにあたりエネルギーの転換は必然。
先を見据えた選択をすることとは、持続可能な木の家土の家といった建築を作ることにも相通じます。
石炭火力は、大気汚染もあります。原子力発電の近隣地域では、地震時に緊急速報メールが届きます。そして廃棄処理方法も確立していない。
買い物は投票だ、とか投資だ、などと言われます。
自分自身はエネルギーを作り出すことが出来なくても、
より良い方向に動いている流れを応援するという感覚を持って、
気持ちの良い買い物をしていく時代になっているなあ、とこのところヒシヒシと感じます。
パワーシフトは、移行する電力会社を決めたあと、手続き完了まで10分かかりません。
拍子抜けするほど簡単でしたので、そのあたりもおススメです^^