今まさに、環境問題が身近にあります。
森林の消滅・永久凍土の融解・ゴミ処理・食糧不足水不足・人口増加・農業汚染・絶滅種の増加速度・・・・
上げたらきりがないほど、人類による環境への悪影響が表立ってきています。
今のまま温室効果ガスを排出し続けていると、
2030年には産業革命当時の地球の平均気温より1.5度上昇し、2100年には人類が地球に住めない状態になっていると言われています。
我々の子世代は健康であれば生きている未来。もしかしたら我々も生きているかもしれません。
生きているときに地球で住めない状況を目の当たりにするかもしれません。
とても恐ろしく悲しい現実です。
BBCニュースが、2019.7.24に気温上昇を止めるにはあと18か月以内に対策をすれば間に合う、という情報を発信しています。
BBCニュース 2019.7.23 「地球を守るにはあと12年?いや18ヵ月だ」
➡ 訳
以前からの気候変動の予測はどんどん短くなっているので、
2100年には住めない状態、という年数ももっと短くなる可能性も十分あります。
なんとかして食い止めたい。
一般消費者が暮らしの中で改善できることは沢山あります。
・プラスチックを買わないことで、石油製品の製造廃棄を少なくする。
・生ごみ堆肥やベジブロスなどゴミを出さない食生活を心掛ける。
・減農薬無農薬の野菜を購入して生産者を応援する。
・使い捨ての製品を購入しない。
・リサイクルリユースできるものを購入する。
・リデュースを意識している企業のものを購入する。
・ゴミを拾う。
・車より自転車や公共交通機関を使う。
・牛肉や乳製品を必要以上に購入しない。
・マーガリンなどアブラヤシで出来ている製品を購入しない。
・マイバッグ、マイボトルを持って出かける。
等
他にも出来ることはいろいろあります。
そして、住まいを作ることでももちろん環境に貢献できます。
それは
伝統構法の家に住むこと。
伝統構法の家を作るでも良いですし、既存の家をリノベーションして住む、移築して住む、でも良いです。
それはなぜかというと。
伝統構法の家は基本的に自然のものを使ってつくるので、リサイクル・リユースが出来るのです。
基礎となる石は自然にあったもの。
基礎から伸びている柱梁など構造材をはじめ、床板天井板、間仕切壁、欄間、建具など室内を形成する材料は木材なので古材としてリユースが可能で、さらに土の上においておけばやがて朽ちて土となります。
壁を構成する土壁は、土と藁とすさという植物からできています。土壁はぼろぼろとなれば水をつけてふやかして周囲と馴染ませれば補修可能ですし、崩して水と練れば土壁として再度使えます。強度は変わりません。そして、もちろん土の上においておけばその土地の土となります。
窓の手前にある障子は紙です。紙の資源ごみとしてリサイクルに出せます。漉き返しをしてマテリアルリサイクルにすることが可能です。
現代の新建材を使った住まいでは、製造過程でも相当のエネルギーを使い、廃棄でもリサイクルリユース出来ないゴミが相当数出ます。
プラスチック製の部品や接着剤も多用します。
このような視点で見ると、
ゴミ問題を解決できる住まい方は、自然素材を使った暮らしで
構造から選択すると、伝統構法石場建の家が理想、となるのです。
戸建て住まいでも持ち家や借家、集合住宅の賃貸分譲。
いろいろな視点でみて、
それぞれの現在の住まい方に合った、環境を考えた暮らしを見つけることが求められています。
nonaでは、建築だけでなく住まい方の相談も承っております。
環境に沿った暮らしとはどんなことが出来るだろう。
子供たちをのびのび育てられる環境ってどんなんだろう。等
このような、ざっくりした、確実なデータのない、正解のない問いについて、
子育てもしている私だからこそ、一緒に考えられる内容です。
遠方であればメールやzoomや他手段でも対応いたします。
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