大それたタイトルとなってしまいました?
が、ウッドショックもあり日々考えるテーマです。
世界は、気候危機の真っただ中ですね。
このままでは、2030年に18C~19C産業革命時の地球の平均気温+1.5度を超えてしまうと
世界中の科学者が警告をしています。
+1.5度を超えるとどうなるか。
国立環境研究所が分かりやすい動画を上げています。
こちらをご覧ください。
これを止めるために建築で出来ることは何か。
日本の省エネ基準にのっとった仕様で建築すればエコだよね。
いやいや、ZEHほどやらないと世界基準に届かないよ。
オフグリッドで楽しいエコライフが良いよ。
建築業界ではそんな声が多い今。
それぞれの建築仕様は素晴らしいものがあり、住まい手の好みで選択できる状態が良いと思います。
個人的には、生産時エネルギーも他の仕様と比較して低く、断熱性能も満足できる伝統構法の家が、
省エネで、持続可能な建築で、本州以南の暮らしで一番快適な仕様だと感じています。
それとは別で、
現状は、断熱材の入っていない建築はまだまだ多いため、
まずは、
・既存建築物の足りない断熱性能気密性能を満たすリフォームを促進すること。
・空き家対策にもなる、中古建築の利用を促進すること。
これらが、第一に進めるべき省エネ対策なのでは、と考えます。
そして、私はもっと広い視野で環境問題を考えないと、持続可能な社会の実現は難しいと思うのです。
建築材料はどのように生産され解体後廃棄されているのか。
そこにバランスはとれているのか。
そういった観点で私なりに調べたことを、今後UPしていきたいと思います。
写真は、2021年5月26日。
2020年の豪雨被害にあった下呂市の様子です。
飛騨川が氾濫し、いたるところで河川工事が行われていました。
気候変動による集中豪雨と、それに耐えきれない山の保水力のなさが露呈した現実。
街に住む私たちにとっては過去の被害であり、被災地に住んでいる方にはまだなお治らない傷跡ですね。