最近、改修工事の案件が多くなっていると聞きます。
確かにnonaでも改修工事案件があります。
近年の改修工事で新しい手法で言うと、
建築家の青木さんのリファイニング建築では、新築と改修を比較した際、7割ほどカーボン使用量が抑えられているという試算が出ているそうです。
材積も新築と比較して減量できるため、これからどうなるかわからない物価高に対応できる建築であることも魅力の一つ。
耐震改修の場合は構造設計者と共に、どのような補強をするかどこまで必要か、など検討し進めていきますし、その必要がなければ断熱気密性能を高めつつ、室内外を今の世代に好まれる意匠や暮らし方のデザインが可能です。
カーボンを減らした建築や街並みを維持する建築を増やすことは未来の世代に大切なことですし、
今の暮らしに必要な、耐震性・快適性・意匠性・費用対効果もしっかり得られる。
そんな良いことづくめの改修工事。
改修工事はLCAの数値も高いはずなのでそういった評価も各実務者が出来るようになると、
環境問題を解決するためにいよいよ動き出さないといけない今の時代に沿った建築だということが理解されそうだと期待しています。